金塚A 0-3 清水丘 11.05.05

清水丘との結果は0-3。 手が届かないほど遠いところにあるチームではないけれど、確実にワンランクからツーランクの実力の差を見せつけられました。
結果をデータとして記しながらコメントを加えます。

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ピッチャー
カイ 打者26人 被安打5(+バントH) エラー4 FC1 三振5 死四球0 失点3
相手投手 打者18人 被安打1 エラー0 三振3 死四球2 失点0

カイのピッチングは今日もすごくよかったと思います。特に、三振と死四球の数を比較すると、安定感はカイの方が勝っていたと言えるでしょう。ただ、相手ピッチャーの球威がカイよりあったことは間違いありません。そして、打力も相手の方が一段も二段も上でした。今後、カイの球威が増し、チェンジアップも磨きをかけることで被安打を3以内に抑えることができたら勝機があるように思います。それから、チームとして相手の打者の迫力に押され珍しくエラーを4つ出しています。この数も0に近づけることです。ピッチャー同士の比較では決して大きな差はありません。谷井コーチは、ずっと以前から、ピッチャーの命はコントロールと配球だと思っています。威力やスピードではありません。カイ、このまま伸び続けていってくれ!

ピッチャー:カイ、このまま順調に伸びてくれ  ジエイ、トモキ、いつでも継投できるように準備をしておこう!


(ダイスケ2ゴロ)

打撃
一番ダイスケ  2ゴロ 2ゴロ
二番カイ    Pゴロ Pゴロ
三番ジエイ   2ゴロ 1フライ
四番シオン   四球  Sゴロ
五番チーチャン 三振  R前ヒット
六番タイセイ  三振  12塁間ヒット性(チーチャンに当たってアウト)
七番タツキ   Cフライ Sゴロ
八番リサ    三振 四球
九番マオ    Pゴロ Rフライ

次に打撃です。一般的な対戦相手には、全員が3割以上打つAチームのメンバーも、清水丘さんのピッチャーには威力で「完敗」しています。三振こそあまりしていないものの、このデータを見ると、全員が振り遅れ気味で右方向にしか飛んでいないのがよ〜くわかります(意外にもタツキだけが例外で二打席とも振り遅れずにはじき返している。おそらく打席で「振り遅れない」ことを念じていたのでしょう。やるね! シオンとタイセイの二打席目もかなりついていけた!)これからも今以上に各自が素振りをして、マシンでも速い球に対応するように練習内容をグレードアップしていきましょう。素振りの際にも威力のある球を打つイメージで振ることが大事ですね。実は3点入れられたことよりも、0点で終わったことの方が深刻です。1点も入れられなければ勝利は永遠にありません。 付け足しですが、威力のある投球に流し打ちで対応することが悪いわけでは全然ありません。それどころか合理的です。チーチャンのライト前ヒットは見事でした。 この文章は食い込まれて振り遅れたらヒットにならないという指摘です。

もう一つあまり表面に出ていない重要なことにバントの技術のうまい下手があります。清水丘の選手はバントを全部一発で厳しいコースに決めていたのです。金塚はランナーがほとんど出ていないのでバントをするチャンスもなかったのです。(もし場面があってもあれだけ確実に見事には決められなかったでしょう)どんなに威力のあるピッチャーに対しても、バントだけは有効です。バントももっと磨かねばと感じました。

バッティング:威力ある球を想定した練習が必要  バントの技術をもっと上げよう!


守備 
ピッチャーカイの処理したもの  三振5 バント1 バントFC1
ファーストチーが処理したもの  1フライ3
セカンドダイスケが処理したもの 2ゴロ1 2ライナー1 内野安打1
サードジエイが処理したもの   3ゴロ4 3ゴロエラー1
ショートシオンが処理したもの  S強襲ヒット1
ライトマオが処理したもの    Rフライエラー1
センタータツキが処理したもの  Cフライエラー1
外野まで飛ばされたクリーンヒット2

守備の内容を振り返ってみても、実はほとんどが内野で処理できていることがわかります。カイのピッチングも、内野の守備もよかったんです。ただ、相手の打線の迫力に押された上に、相手の走塁も厳しいので、どうしてもエラーを出してしまいました。失点3は全てエラーがからんでいます。結局のところ、この迫力ある打線に対して気迫で負けないこと、いつも以上のプレーをこの相手にこそ出せるようになることです。ミスを恐れるより、ファインプレーを目指してみましょう。ミクパパコーチが言っていた「攻めの守備」が必要なのだと思います。今後練習では、簡単な打球の処理も、速く捕球して、全力で送球するよう心がけましょう。この癖をつけないと清水丘レベルのチーム相手の時にプレッシャーからミスを出してしまいます。

内野守備:前へ出て、素早く捕って、素早く全力投球

もうひとつ、非常に重要なことが外野守備です。ピッチングもバッティングも良い2つのチームが対戦すると、バンバン打ち合いになることはあまりありません。得失点はだいたい2点以内になります。ただ、一試合で数回はいい打球を外野へもっていかれたり、内野の間を抜けた鋭い打球が外野まで達したりします。この数少ない打球をどれだけスタート良く捕球して、どれだけ正しく返球するかで勝敗が決するときがあるのです。今日のタツキのセンター。動きがすごく良くて、難しいフライを落下点までおいついて、でも残念ながら最後は落球してしまいました。コーチたちは半分誉め、半分怒鳴っていました。あの後、バントフィルダースチョイス、バントヒットで満塁にされ、痛烈なヒットを打たれて1点入れられました。マオのライト。ライトフライをほとんど取りながらポロリと落球。その前のジエイのエラーもあって12塁、バントで23塁に送られた後、痛烈な左中間2ベースできっちり2点入れられたのです。これまでは、外野にとばされること自体あまりありませんでした。ここからは、外野の守備で勝負が決まる試合が出てきます。

外野守備:バッターごとに打球を予測すること、状況ごとにするべきことを考えておくこと、そして打球がきたらスタートよく全力プレーしよう!