大阪市を目指して!2

4月から阿倍野区大会までのAチームメンバーの打撃成績をもう少し分析しておきます。重要な要素の一つに四死球の数があります。四球を選ぶことはヒットを打つことと同じ結果です。場合によっては相手ピッチャーに与えるダメージはヒットより大きいかもしれません。そして、選手本人について言えば、ボールに手を出していないことを表しており、大変重要なポイントと言えるのです。

選んだ四死球の数

1位 シオン   9
2位 カイ    8
2位 チーチャン 8
4位 ジエイ   7
4位 タイセイ  7
4位 イッセイ  7
7位 トモキ   5
8位 リサ    4
8位 レオ    4
8位 ダイスケ  4
11位 マオ    3
11位 ジュン   3

このように、上位は打率の高い選手ばかり。ボールを打たずに四球を選び、甘い球をしっかり打ってヒットにしていることがよくわかります。

四死球はシオンが1位 ボールに手を出していないことがわかる)

(イッセイもよく四球を選んでいる  でも積極的に打つことも必要)


次に長打(2ベース、3ベース、HR)の数を比較してみます。相手のエラーでHRになったものは3ベースとして数えました。文句なしのHRを打っているのはやはりチーチャンでした。

長打数

1位 チーチャン 7本(うちHR3本)
2位 ジエイ   6本
3位 カイ    5本
4位 タイセイ  3本
5位 シオン   1本
5位 ダイスケ  1本
5位 レオ    1本
5位 トモキ   1本


(5/8 南大阪リーグの晴明戦でチーチャンが打ったHR)

このようなデータを比較し、試合の中でのそれぞれの役割を考えると、今後次のような個別練習を進めていくべきだと谷井コーチは考え初めています。(何度もいいますが、バントとゴロ打ちの重要性は忘れてはいけません)

チーチャン:いよいよしっかり「遠くへ飛ばす」練習に入ることです
ジエイ  :2ベースを狙って「外野手の間にライナーを飛ばす」練習をするべきです
カイ   :切り込み役を考えて「センター返し」に磨きをかけると同時に、2ベースを狙って「外野手の間にライナーを飛ばす」練習をするべきです
ダイスケ :まずは調子をとりもどすために(バントと)「センター返し」をみっちりやったあと、長打の練習も加えましょう。

あれだけ外野にライナーを飛ばしているシオンの長打数が1つしかないことに気がつきます。これは、外野手の正面に打球を飛ばしているからなのです。シオンも「外野手の間にライナーを飛ばす」練習をすることで、打率も長打率も飛躍的に上がると思います。(実はゴールデンウィーク以降、シオンは少し打撃フォームをくずしています。開きが早い、ためが少ない、上体が上下にぶれる状態にあります。調整しよう)